お葬式の香典袋の表書きに関する決まり事

仏式のお葬式に合わせて香典袋を入手した後に、表に何と書いたらよいのか迷う場合があります。香典の表書きは間違えないようにしないと失礼に当たることもあります。一般的には御霊前や御香典と書きますし、あらかじめそのように印刷されたものも販売されています。

なぜ表書きに躊躇してしまうかといえば、宗教や宗派によって表書きが異なることがあるのに、それを正確に知る機会は意外に少ないからです。お葬式に際して、どう書いてよいのかわからない場合は御霊前と書いておけば大丈夫という説もありますが、厳密にいえば御霊前は不適切であるとする宗派もありなかなか難しいのです。

しかし現代の日本社会で、お葬式がある家がどういう宗教で、どういう宗派であるかを知ることは困難です。縁戚関係であったり親しい間柄であれば率直に聞くこともできますが、お付き合い程度であったり仕事上のつながりという程度では、そこまで立ち入って聞くのもはばかられることが多いです。より無難な表書きとしては御香料という表記もあります。

お葬式に際しては、香典袋の下の方には忘れずに会葬者の姓名を書きます。当然の礼儀でもありますが、遺族側が葬儀後に、誰からいただいた香典なのかわからなくなるのを防ぐためです。お葬式を前にすると、香典袋を包む方も緊張しているために忘れてしまうことがありますので、家族や周囲に確認してもらうのもよい方法です。